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うちの◯◯がお世話になってます

第12章 爆豪 勝己の妹(僕のヒーローアカデミア)




「ちなみに切島くんなら僕も賛成だよ」


こそっと緑谷は菜々子に耳打ちした。


「なっ……ななっ何言って………!!」


みるみる顔を真っ赤にさせる菜々子。


「見ててバレバレだったよ」


そう言ってクスっと笑う緑谷。
菜々子は口をパクパクさせるだけで言葉が出なかった。


「あ、爆豪から返信きた!」


上鳴が待ってました!と言いながら自分のスマホを見る。


「爆豪さんにメッセージ送ってたんですの?」


八百万が首を傾げる。


「妹ちゃんの名前を呼んでいいか聞いたんだ!
えーと、なになに…………。

"お前とクソブドウ以外なら許す"

何で俺ダメなの!?
あとクソブドウって誰だよ!!?
あ、峰田のことか!!」


思わず叫ぶ上鳴。
だが、彼の指は素早く返信を打って送っていた。
1分も経たないうちに勝己から返信が返ってくる。


「"お前とクソブドウは女に見境ないから"

なるほどー。
女に見境ないからかぁ…………。

って酷くね!?」

「上鳴くんには悪いけど僕もかっちゃんと同意見だよ。
だって上鳴くんは女子見たらすぐナンパするし、峰田くんはセクハラが多いから」


緑谷に同意を求めた上鳴だったが、その期待とは裏腹に言葉のナイフでバッサリ切られる。


「セクハラって……!!
オイラはただ欲望に忠実なだけだ!!」

「いや、それがダメだって言ってんのよ」


峰田にツッコミを入れる芦戸。
そして芦戸の言葉の通りだと言わんばかりに無言で頷く菜々子を除く女性陣。


「じゃあ爆豪の許可も出たことだし、よろしくな!
菜々子!」

「は、はっはい!」


切島から名前を呼ばれた喜びと照れで菜々子の顔はまた真っ赤になる。


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