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うちの◯◯がお世話になってます

第12章 爆豪 勝己の妹(僕のヒーローアカデミア)




「いずくん、お兄ちゃんは全っっっ然!!
過保護じゃないからっ!!!
むしろ暴君!
鬼!!
悪魔なんだから!!!」


話を聞いていた菜々子が緑谷に力説をする。


「いや、菜々子ちゃんの知らないところでかっちゃん色々やってたんだ。
菜々子ちゃんをイジメたり、名前で呼んだり、菜々子ちゃんを好きっていう男子がいたらかっちゃんその男子のところに行って、シメてたんだ」

「片想いと名前で呼ぶぐらいは許してあげてぇ…………」


峰田が青い表情で呟く。


「かっちゃんは菜々子ちゃんの相手イコール義理の弟って考えてるから、俺の弟に相応しいヤツじゃないと菜々子ちゃんは渡さないって言ってて………」

「あっ!
わかった!!
ようするに俺が認める男じゃないと可愛い妹は渡さないってやつね!
素直じゃないなぁ爆豪は!」


芦戸が両手を叩いて納得した。


「それ、だいぶ意味違うくね?」


上鳴が首を傾げる。


「うん。
簡単に説明するとそうだよ」

「意味合ってるんかい!」


芦戸の言葉を肯定する緑谷に思わずツッコミを入れる上鳴。


「それだと爆豪の妹を名前で呼んでる緑谷は妹を任せてもいいって事にならないか?」


峰田が顎に右手をあてて考えるポーズをとる。


「僕はむしろかっちゃんサイドだから」


緑谷がにっこり微笑む。


「だって考えてもみてよ!
妹みたいに可愛がってた幼馴染に変な男がついたらどうするの!?」


真剣な表情でそう言う緑谷に一同は声を失う。


「と、いう訳で菜々子ちゃん。
菜々子ちゃんの彼氏は僕とかっちゃんが認める男じゃないとダメだからね」


そう言うと緑谷は菜々子の両肩にポンっと両手を置いた。


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