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うちの◯◯がお世話になってます

第12章 爆豪 勝己の妹(僕のヒーローアカデミア)




「菜々子ちゃん?」

「えっ!?
な、何!?」


緑谷に肩を軽くポンポンと叩かれて驚く菜々子。


「大丈夫?
ボーっとしてたけど………。
体調悪い?」

「だ、大丈夫!
ちょっと考え事してただけっ!」

「ならいいけど…………。
無理しちゃダメだよ?」


慌てて言い訳をする菜々子と心配そうに菜々子を見る緑谷。


「で、どうする?
爆豪の妹ちゃんも一緒に来る?
ていうか一緒に行こうよ!!」


菜々子にグイグイ近寄ってガバッと肩に腕を回す芦戸。


「お、お邪魔でなければぜひ」


いきなり芦戸に肩に腕を回されて戸惑う菜々子。


「やったー!!
あ、そうだ!!
爆豪の妹ちゃんって呼ぶの長いから菜々子ちゃんって呼んでいい!?」

「いいですよ」


菜々子の返事を聞いて嬉しそうに笑う芦戸。


「じゃあじゃあ俺も!
俺も菜々子ちゃんって呼ぶー!」


上鳴がどさくさに紛れて言った。


「ちょっと待って上鳴くん!
菜々子ちゃんを名前で呼ぶのかっちゃんの許可がいるから!」

「何で名前を呼ぶのに爆豪の許可がいるんだ?」


緑谷の言葉に切島が首を傾げて聞く。


「信じてもらえないかもしれないけど、実はああ見えてかっちゃん菜々子ちゃんに対しては過保護なんだよね」


そう言った緑谷は頬を右手でポリポリとかいた。


「あの爆豪が過保護!?」

「過保護ってどういう意味だったっけ?
言葉が衝撃的すぎて意味がぶっ飛んだ」

「デクくん、過保護って意味知ってる?」


クラスメイトのリアクションを見て、緑谷は予想通りだなと思った。

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