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うちの◯◯がお世話になってます

第12章 爆豪 勝己の妹(僕のヒーローアカデミア)




ショッピングモールへ行く為に、菜々子は家の近くの最寄駅へ向かっていた。
しばらく歩いていると緑色でモジャモジャした髪の毛が特徴的な知り合いの姿を見つけ、思わず菜々子は駆け寄った。


「いずくーん!!
久しぶりー!!」


菜々子にいずくんと呼ばれた男の子は菜々子、勝己と幼なじみの緑谷 出久。
勝己と一緒でヒーローを目指して雄英高校のヒーロー科に通っている。


「あ、菜々子ちゃん。
久しぶりだね」


自分に声をかけたのが菜々子と分かると歩いていた足を止め、菜々子が追いつくまで待つ緑谷。


「いずくんもどこかお出かけ?」

「うん。
クラスの人たちと今度ある林間合宿の準備をしに木椰区ショッピングモールまで行くんだ」

「えっ!?
木椰区ショッピングモール!?
私もそこに買い物行くの!
途中まで一緒に行っていい?」

「いいよ」


菜々子のお願いに嫌な顔をせずニコニコ笑って了承する緑谷。


「そういえばいずくん、個性発動してたのに黙ってたねー。
もー水くさいんだからー!
教えてくれたっていいでしょー幼なじみなんだから!」


菜々子は右肘で緑谷をつつく。


「ご、ごめん。
いろいろ事情があって………」


オロオロする緑谷。


「なーんてね。
わかってるよ!
体育祭観てたもん。
個性使ったら反動で骨折してたもんね。
だから隠してたんでしょ?
個性の見せ合いっことかしてたらその度に骨折しちゃうもんね」

「う、うん。
そうなんだ」


本当はとある人から個性を譲り受けたのだが、それは秘密にしなければいけなかったので、菜々子の解釈は緑谷にとってありがたかった。


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