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うちの◯◯がお世話になってます

第12章 爆豪 勝己の妹(僕のヒーローアカデミア)




とある休みの日の爆豪家。
期末テストが終わり、テスト勉強から解放された菜々子は休みを満喫するようにのんびり本を読んでいたが。


「(ダメだー!!
本に集中できないー!!)」


期末テスト勉強の為に、菜々子の兄で雄英高校のヒーロー科に通っている爆豪 勝己が一度、家に連れてきた同じクラスの切島 鋭児郎の事が菜々子の頭から離れずにいた。


「(切島さん、今ごろ何してるのかなー?)」


と菜々子が思っている時だった。


「おいっ!
菜々子!!!」


菜々子の部屋の前で菜々子の名前を叫んだのは勝己。


「そんな叫ばなくても聞こえるよ」


菜々子は読んでいた本を机の上に置くと、しぶしぶ部屋のドアを開けた。


「お前、今日暇だろ?」

「暇じゃない」

「あ"あ"?」


即答した菜々子の返事に不機嫌になる勝己。


「今日はあの本を読みきりたいの」


菜々子は先ほどまで読んでいた本を指差して言った。


「全っっ然っっ暇じゃねェか!」

「どこが!?
本を読むのに忙しいの!!」


そう言って菜々子は部屋のドアを閉めようとした。


ガッ


菜々子が閉まる前に勝己が自分の左足を挟んでドアを閉めさせないようにした。


「お兄様からの命令だ。
これを買ってこい!!」


そう言って勝己は菜々子に紙とお金を押し付ける。


「言っとくが拒否権はねェからなっ!!
ちゃんと買って来いよ!!
あと紙に書いてあるとこでちゃんと買えよ!!」


勝己はそう言うとドアに挟んでいた左足をどけると自分の部屋へと戻る。


「はぁ…………。
最悪…………」


せっかくの休みが潰されたと菜々子は落ち込みながら出かける準備をする。
準備をしながら、ふとどこで何を買うんだろうかと思い渡された紙を見た。


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