第11章 土方 十四朗の妹2(銀魂)
「うるせェェェ!!!
公私混同して何が悪い!!!?
だいたい、ここ連日の依頼人はお前ら真選組!!
絶対ェ俺と菜々子がご飯食べに行けないように手を回してるだろ!!?」
山崎に逆ギレする銀時。
「そんなことないですよー。
偶然じゃないですか?
もう旦那ったら深く考えすぎですよー」
誤魔化す山崎。
「あ、ちなみにもう1人、誰かいい人いません?
助っ人、3人だけじゃ足りなくって」
「しれっと話を無視して依頼を進めてんじゃねェぞ!」
依頼の話を進めようとした山崎に怒る銀時。
「ごめんくださーい」
万事屋の玄関から女性の声が聞こえた。
「はーい。
って姉上!
どうしてここに?」
「近くに行く用事があったからついでに差し入れ持ってきたの」
そう言って、新八の姉、志村 妙がビニール袋を新八に見せる。
「ありがとうございます。
あ、そうだ、姉上。
もし、予定がなかったらこのバトミントン大会に出場できませんか?」
新八が山崎の持ってきたバトミントン大会のチラシをお妙に見せる。
「ちょうど予定何もないし、久々に運動したいから出場しようかしら」
「やったー!!
姉御が出れば百人力アル!!」
お妙が出場してくれることに喜ぶ神楽。
「ちょっと待ったぁぁぁ!!!!
お妙さんがいるところに俺、有り!!
この近藤もそのバトミントン大会に出るぞー!!!!」
どこからか、近藤が現れた。
「あ、すみません。
定員オーバーしちゃうんで局長は出ないで下さい」
山崎の言葉に雷で打たれたかのような衝撃を受けた表情になる近藤。
「あ、ちょうどいいアル!
姉御、ちょっと耳かして!!」
神楽がコソコソとお妙に何か伝える。