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うちの◯◯がお世話になってます

第11章 土方 十四朗の妹2(銀魂)




屯所内に真選組隊士、全員が集まれる会議室のような役割をしている部屋がある。
そこに局長の近藤、副局長であり菜々子の兄、十四郎を始め隊士全員が集まったのを確認すると沖田が前に出て口を開いた。


「緊急事態ですぜ。
菜々子が万事屋の旦那と今度の休みにデートすると情報が入りやした」


沖田の発言にざわつく隊士たち。


「それは本当なのか!?」


信じられないという表情で近藤は言った。


「菜々子本人から聞いたので間違いないですぜィ」

「どうなってやがる。
菜々子の休みの日には万事屋に仕事の依頼を入れる作戦をしていたじゃねぇか」

「土方のクソヤローの言う通り、作戦は継続中だったはず。
今週の当番は誰でィ」


沖田と十四郎の会話を聞いてお気付きの方もいるかもしれないが、菜々子と銀時の予定がなかなか合わなかったのは真選組隊士たち全員が邪魔をしていたからである。
方法はシンプル。
菜々子の休みの日を事前に把握し、真選組隊士たちが交代しながら万事屋に依頼を入れて2人の予定を合わなくしていたのであった。


「当番、俺です…………」


まるで人生終わったかのような表情で名乗り出たのは真選組で監察方の山崎 退だった。


「山崎ィ。
切腹の覚悟は出来てんだろなァ」


十四郎が刀を抜きながらジリジリと山崎に近づく。


「違うんです!
副長!
聞いてください!!

途中まで上手くいってたんです!!!」

「言い訳はいいでさァ。
俺が介錯してやりますぜ」


山崎の言い分も聞かずに刀を持ってジリジリ近づいてくる沖田と十四郎にどんどん顔が青ざめていく山崎。


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