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うちの◯◯がお世話になってます

第2章 清水 潔子の姉(ハイキュー!!)




「ケーキかぁ………。
久しぶりに食べるなぁ……」


ぐーっとお腹を鳴らしながら1年の日向 翔陽が言った。


「でもこんな大人数で押し掛けていいんスかね?」


同じく1年の影山 飛雄が3年生達に聞いた。


「姉さんに人数は伝えてるから大丈夫よ」

「じゃあ、あんまり道いっぱいに広がって歩くなよ?」


澤村の言葉に全員が返事をし、それを確認した澤村を先頭に出発した。

数分後、目的地のDolceに到着した。


「ここが姉さんが働いてるお店よ」


潔子がお店に入ろうとドアに近づいたときだった。


「ここに潔子さんのお姉様がいるんだよな龍よ」

「おうよノヤっさん!」


西谷と田中は潔子の静止する声も聞かず、2人は我先にと潔子より先にお店の入口へ駆け出した。




カランカランッ




2人がお店のドアを開けるとドアについている鈴が鳴った。


「「「いらっしゃいませ」」」


2人はDolceの女性店員という女性店員をじーっと見た。


「なんかこのお店、レベル高くね?」

「そうだな。
全員、潔子さんのお姉様に見える」


真面目な顔で会話をする2人。
すると………。


「いらっしゃいませ。
潔子の部活の子だよね?」


菜々子がやってきた。


「潔子さんを呼び捨て!?」

「潔子さんとどーゆー関係ですかコノヤロー!」


菜々子を男と勘違いした2人が全力で絡む。


「ちょっと、2人とも先に行かないでよ」


その時、潔子がお店に入ってきた。
潔子に続きゾロゾロと他の部員も入ってきた。


「あ、いらっしゃい潔子」

「ごめん、姉さん。
そこの2人が変なことしてない?」

「大丈夫だよー。
しかし、面白い子達だね」


そう言って菜々子は微笑んだ。
菜々子の微笑みに顔を赤くする烏野男子バレー部の面々。


「はじめまして。
潔子がいつもお世話になってます。
姉の菜々子です。
よろしくね」


菜々子の言葉に田中と西谷の姉ぇ!!?
という叫び声が店内に響いた。


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