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うちの◯◯がお世話になってます

第10章 真田弦一郎の姉(テニスの王子様)




「これはまだ誰にも言ってない話なんじゃが………」


仁王が真剣な表情で話を切り出してきたので思わず切原と丸井も真剣な表情になる。


「よく、真田の姉ちゃんから差入れ貰うじゃろ?」

「あぁ!
あの手作りのケーキとかッスよね!」


仁王の言葉に反応する切原。


「真田の姉ちゃんの差入れのお菓子を幸村が食べるのを見て思ったんじゃ。
もしかして俺たち部員の身内の差入れやったら食べるんじゃないか………と。

それで俺は自腹でケーキを適当に買って姉貴からじゃと幸村に嘘付いて渡した事があるんじゃ」

「そ、それで結果はどうだったんスか!?」

「お姉さんにお礼を言っておいてと言ったっきり幸村自身は一切食べんかった」

「そういえば俺、その時に幸村君からケーキ貰ったぜ!」

「それを見て確信したんじゃ。
たとえ部員の身内からの差入れでも食べんという事は真田の姉ちゃんが特別ということにの!」


自信満々な表情で言い切った仁王。


「なるほど………。
ちなみに丸井先輩が確信したのは何がキッカケっスか?」

「俺は偶然、幸村君が毎日会って、毎日手料理食べれていいなって言いながら真田に八つ当たりしてるところを見てしまってよ……」

「それは怖い場面に遭遇したッスね………」

「あぁ………めちゃくちゃ怖かったぜ………あの時の幸村君」


丸井の言った言葉に3人の思った事は偶然にも同じだった。



(((もしかして1番、幸村(君)(部長)の被害受けてるの真田(副部長)なんじゃ…………)))



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