【100プリ】 消えない過去と生きる今(ルイとのお話)
第25章 夢√編 優しい嘘と最後のキス
眩しい陽ざしが瞼にかかって、
浅い微睡から目を覚ます。
(・・・・・・そっか、あのまま寝ちゃったんだ)
重い体をベッドから起して、
ドレッサーの鏡を覗き込む。
「・・・酷い顔」
少しだけ瞼が腫れた顔に
苦笑いすると、
胸がまたじわりと痛んだ。
(・・・一瞬だけ見せた、ルイのあの表情が忘れられない)
(じゃあなんで・・・・・・)
「・・・・・・どうして・・・なんで好きだなんて言ったの・・・」
ルイ「・・・・・・・・・っ・・・」
(ルイだって辛いはずなのに・・・・・・)
自分の気持ちよりも
ルイの気持ちのほうが、
ずっとずっと大切だった。
(多くのものを、守りたい・・・。ルイの背中を押してあげたい・・・。・・・例え、ここから離れることになったとしても・・・・・・)
鏡の中の瞳を見つめて、
自分に言い聞かせるように強く思うと、
不意に扉がノックされた。
「・・・はい」
ユーリ「零様ー・・・って、どうしたのその顔」
(・・・そっか。ユーリたちはまだ、ルイが婚姻を結ぶことまで知らないんだ)
「寝る前にドキュメンタリー映画見てたら、思ってたより泣けちゃって」
心配させないように笑って見せた。
ユーリ「なんだ、驚かせないでよ」
「・・・ごめん」
苦笑いを浮かべる私に、
ユーリはにこっといつもの笑みを見せると
扉を視線で示した。
ユーリ「そうそう、ジル様が呼んでたよ」
(・・・・・・ジルが)