第8章 坂田銀時(火傷)
銀時side
銀時「無理させちまったみてェだな」
幾つもの涙の流れた痕に指を這わせ、小さな寝息を立てるひよりの唇にそっとキスをしてやると
ひより『ん…銀さん…?』
薄目で俺の事を確認すると、隠すように俺の胸へ顔を埋め
ひより『…』
銀時「悪かったな…」
謝られる事に、驚いたのか顔を上げ
ひより『何で謝るの…?』
悲しそうな表情で…
って、もしかして、この子勘違いしてない?銀さん今スゲェ最低な男だと思われてない?いや、これは誤解を解かねェと
どんどんと曇った表情になるひよりに焦り、上手く説明出来ねェ状況で
ひより『ごめん…』
謝るのと同時に俺の腕の中から抜け出し、背中を向けたまま泣いてるのが伝わってくる…
銀時「ひより」
ひより『ごめん、、、勘違いしちゃって、そういうつもりじゃなかったよね…』
銀時「ひより」
ひより『銀さんモテるし…私何か…』
全然話聞いてくんないんだけど、いや、でも今捕まえとかねェと他の野郎に何かされても嫌だし
銀時「ひより」