第8章 坂田銀時(火傷)
ひよりside
銀時「ひより」
名前を呼ばれ、そのまま銀さんの腕の中に引き戻され、後ろから抱き締められる
銀時「勘違いしたままで良いんだけど」
ひより『えっ?』
銀時「だーかーら、」
ぎゅうっと抱き締める腕に力が込められ、近い距離が更に近くなり、銀さんの鼓動と耳に掛かる息で悲しかった筈の気持ちが和らぎ、逃げる事を辞めると
銀時「俺ァ…おめェが好きでこんな事したんだよ」
嬉しさなのか、恥ずかしさなのか顔に熱が集中するのが解る、耳元で低い声で愛を囁かれているから尚更かもしれない
ひより『本当に?』
銀時「本当だ、床以外でひよりに酷い事する気持ちなんて、これっぽっちもねェから安心しろよ」
そう言われ、銀さんの方へ向き直る
私の顔を優しい目で見つめ、涙をペロリと嘗め
銀時「だから、それ以外では俺の事で泣くな」
ひより『銀さん…』
嬉しい気持ちになったと同時に、どんどんと溢れてくる涙に
銀時「たく…しょうがねェな」
何度も何度も、キスで脱ぐってくれる
ひより『嬉しいけど、酷いのは嫌だな』
クスクスと笑いながら言ってみたら
銀さんも少し笑いながら
銀時「んじゃ、今からすんのは、優しくしてやるよ」
フワッと抱き締められながら、銀さんの唇が優しく首を伝っていく
言い訳→