第17章 果たせない約束
「…それがどうしたのよ。アンタには関係ないでしょ!」
「関係はねェな…だが、きっと嬢ちゃんは知らねェと思ってよ…教えに来てやったんだ」
「…何を、」
「その病気はなァ……………!」
私は、自分の耳を疑った。
ドフラミンゴの言葉を、全て鵜呑みにした訳じゃない
…だけど。
それはあまりにも信憑性がありすぎて。
少なからず、私も感じていた事で。
覚悟はしていた。
いずれその時が…とは思っていた。
ドフラミンゴが放った言葉は、まさにそれの答え。
“私、死ぬのよ”
“死なせねェ…死ぬわけねェだろうが!”
―――ねぇ…ロー、私はやっぱり。
「前例がねェのは当たり前だ…その病気に冒された者は全員、原因不明のまま死ぬんだからなァ…!」
最期の時がもう近くに。