第8章 看病ver.ルキ【無神ルキ】
パサッーー
ルキが優しくシャツを脱がせた。
「…っ」
名前の上半身は上気して少し汗ばんでいた。
そして胸を押さえながら、恥ずかしそうに俯いている。
『……』
何とも思わないと言ったものの、そんな名前を見ていると、また心臓がドクンと音を立てる。
相手は病人だ。
それを分かっていても、身体の自由が利かない名前を一方的に犯してやりたいという加虐心が、ムクムクと沸き上がってくる。
そしてその気持ちは、もう止められそうにない。
『これも外してやる』
「えっ…わっ…!」
ルキの手が背中に回されて、ブラジャーのホックが外れた。
『んっ……』
そのままブラを脱がせながら、名前に口付ける。
チュッーー
「んんっ…!」
それだけでは足りなくなって、名前の口内に侵入する。
ピチャ、チュッーー
『…ッ』
名前の舌に自分の舌を絡ませると、その熱さにくらっとする。
チュッーーー
柔らかい唇に長いキスを落としてルキは唇を離した。
「っ…はぁ…」
名前は露わになった胸を必死に手で隠している。
『どうした…?さっきより顔が赤いぞ?』
「そんなこと…っ…!」
恥ずかしがる名前に満足しながら、
今度は部屋着のズボンに手をかける。
「えっ…?!」
『上だけ着替えるというのも変だろう?』
「っ…!」
自分でやるから…!
と言おうとする前に、ルキがズボンを下ろし始めた。
「…っ」
暴れるほどの体力もないので、仕方なく腰を浮かせてそれに従う。
バサッーー
これで名前が身につけているものはパンツだけになった。
恥ずかしくて思わず身体を縮める。