第6章 看病ver.アズサ【無神アズサ】
「今日…出かける、って…」
熱っぽい目でアズサを見上げる。
頬を紅潮させ、目が潤んで苦しそうに呼吸をする名前。
それを見たアズサは少し困ったような顔をして、唇が触れ合うくらいに顔を近づけた。
『今日はダメ…それにしても…ねぇ、どうしてそんな色っぽい顔、してるの…?』
「…えっ…」
『もしかして…オレを誘ってる…?そうだよね…
そうなんでしょ…?』
「え…ちが…んんっ…!」
チュッーー
アズサが名前の唇に優しくキスを落とす。
『んっ…その顔見てたら、オレも…シたくなっちゃった…』
今度は唇を押し付けるように強く口付ける。
「んんん…っ…!」
ぼんやりした頭の中で、アズサの冷たい唇に意識が集中する。
『口…開けて』
アズサの舌が名前の口内に侵入する。
ピチャッ、チュッーー
名前の舌をいやらしい音を立てながら吸ったり舐めたりする。
「んんっ…っ!」
『名前の口の中…熱い…はあ…もっと、ちょうだい…』
ジュルルッと唇を吸われる。
息苦しさで名前の吐息が漏れる。
「…っ、んん…」
チュッ、チュッーー
音を立てて何度もキスをして、
やっとアズサの唇が離れる。
「はあ…はあ」
『はぁ…おいしい…今度はこっち、食べちゃお…』
アズサが名前のパジャマのボタンを外してゆく。
「…や、っ…」
抵抗しようとするが、体が動かない。