第4章 序列2【無神ルキ】
「ちっ、違うの…あれは…!」
ユーマに無理矢理…と弁解する前に
ジャキンーー
不愉快な金属音がした。
驚いて音のする方を見ると、
ルキがナイフを取り出し、名前に向けて刃を光らせていた。
「…っ!!」
思わず恐怖で固まる。
『覚悟しておけと…言ったよな?悪いのはお前自身だ、…潔く罰を受けろ』
「い、いやっ…!」
『嫌?…こんなに早く約束を破る愚かな家畜に
、拒否権など存在しない…大人しく身体を差し出せ…ッ!』
グイッーー!
「きゃあああっ…!」
ルキが名前を引き寄せ、ナイフの先端を首元に当てた。
『ほら、…一度死ねば、馬鹿なお前も少しはマシになるだろう?』
「ううっ…!」
チクチクとあてがわれる尖った痛みが恐怖心を煽る。
「ご、ごめんなさい…っ!」
名前は震える声で必死になった。
「ごめん、なさいっ…もう、しません…!」
名前のか細い声に、フッとルキが鼻で笑う。
『命乞いか?見苦しい…オレを裏切っておいてその程度の謝罪で許されるとでも…思っているのか?』
名前はブンブンと首を横に振った。
「でもっ…ごめんなさい…っ、ごめん…なさい…!」
目に涙を溜めて恐怖に怯える名前。
身体もブルブルと震えて、オレにされるがままになっている。
名前の姿がルキを性的に興奮させた。
泣いて許しを乞うか弱い家畜を、いたぶりながら犯してやりたいという気持ちが、
ルキの中にゾクゾクと頭をもたげていた。
『死ぬのが怖いか…?』
「っ!…は、い…っ」
身体を小刻みに震わせながら名前が答える。
『ならば…卑しい家畜のお前に忠誠心というものを教えてやろう、ご主人様直々にな?』
ルキは名前の首筋に当ていたナイフをテーブルに置いた。
「っ…?」
『オレに逆えばすぐにでも…お前を殺してやる、
分かったな?』
名前は息を荒くしながら、何度も大きく頷いた。
『そうだな…先ずは、その邪魔な下着を外せ』
「…!…え…」