第1章 制服姿の君
ある日家に帰ると御幸一也がいた____
___大して残業も無くて良かった。
仕事を終え、帰りにスーパーに寄って今日のおかずは何にしようか、明日は休みだしちょっと凝ったものでもいいな、久々に魚でも煮付けようかな、と
鼻歌でも歌いそうな気分でカレイやらネギやら卵やらを買い込んで、今現在一人暮らしをしているアパートへと軽い足取りで帰ってきた。
何といっても今日は私のイチオシの野球選手が試合に出るのだ。ビールもう一本買っときゃよかったかな、なんてドアノブを回す。
「よお!遅かったな」