• テキストサイズ

君の隣 【銀魂】銀魂高校が舞台の切甘ストーリー

第1章 初登校


「桜花、はよー。あんまノロノロしてっと遅刻しやすぜィ。後ろのんな」

中学が一緒だった沖田総悟だ。幼馴染以外に男子で特別仲がいいのは総悟くらい。

桜「え、でもまだ時間…」

総「あんたバカですかィ。初めての登校、初めての校舎。時間に余裕持って行った方が確実だろィ。行くぜ」

そう言ってなかば無理矢理桜花を自転車の後ろに乗せると、総悟は喧嘩中の二人を横目に自転車をこぎ出した。

桜「銀ちゃん、晋くん!先行ってるねー!」
総「……」

総悟は無言で会釈すると、桜花を乗せて学校まで走り出した。喧嘩中だった二人は放心状態。自転車にのって風になびくロングヘアを見つめながら無言で立ちつくした。

銀晋「………」
銀「…おい…ありゃ誰だ?」
晋「…知らねぇ。見たことねぇ顔だな…」
銀「まさか…桜花の…カカ…カレシ…?」
晋「…だから知らねぇって…」



桜「ねぇ総悟。どうしてそんなに急ぐの?わりと余裕だと思うんだけど」
総「…さっきの…」
桜「え??」
総「…さっきのヤツら、一体誰でさァ?」
桜「あ、銀ちゃん達?話したことなかったっけ?総悟が転校してくる前に中学にいた先輩で、私の幼馴染なの」
総「あぁ…噂の…ホントに幼馴染って思ってるだけには見えなかったが…」
桜「え?ごめん、風で聞こえにくくて…」
総「いや…なんでもねェ」
桜「ってか総悟。神楽ちゃんは一緒じゃないの?私を自転車の後ろなんかに乗せてたら誤解されるんじゃない?」
総「はぁ!?何であいつの名前が出てくるんでィ!あんなゴリラ女片鱗も好きじゃねぇ!」
桜「え?そうなの?私はてっきり…」
総「ホントに桜花バカでィ!意味わかんねー勘違いしねぇでもらいてぇ!」
/ 43ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp