【進撃の巨人】 never ending dream R18
第23章 咽び泣く~決意~●
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『エレン…エレン。』
そう名前を呼ぶ声に、エレンは目を覚ました。
誰もいないはずの地下牢。
棚の上に置かれランプの炎を揺らし、牢屋の扉がギィと開く。
こんな夜中に一体誰だろう…。
もしかすると、自分を心配して様子を見に来たリヴァイ班の先輩方かもしれない。
エレンは寝返りを打ち、開かれた扉の前に立つ人影に目を凝らした。
『…エレン。』
そこに立っていたのは、素肌に白いシャツを羽織り、恥じらいながらはだけた胸元を押さえるサラだった。
『団長…!?』
あられもないサラの姿に驚き、エレンは慌ててベッドから起き上がる。
一体何が起こったというのだろうか。
目の前の光景が理解出来ず、エレンはサラを見つめながら、緑色の大きな瞳を瞬かせる。
そんなエレンの姿が面白く見えたのだろうか。
サラは、ふふふっと声を出し、子供のように無邪気に笑った。
ここでサラとベッドに座り、話をしたのはほんの数時間前の事だ。
本部へ戻ったとばかり思っていたサラの突然の再訪。
あろうことか、その格好は目のやり場に困ってしまうほどの薄着だ。
経験の無いエレンにとっては、まるで裸のように見える調査兵団実行部隊のトップの姿。
エレンはこの現状をどう捉えて良いのか分からずに、ただただ呆然とするばかりだった。
そんなエレンへ、サラはゆっくりと近づく。
青く潤んだ瞳。
紅く染まる頬。
ただ羽織っただけの白いシャツからは、丸みを帯びた胸がわずかに顔を覗かせていた。
その胸から、エレンは視線を徐々に落としていく。
うっすらと窪みが出来ている腹、その真ん中には、何とも可愛らしいヘソがある。
そのヘソの下…本来であれば下着があるであろうその場所。
しかし、そこには下着など見当たらず、女性特有の秘部の割れ目だけがはっきりと見えていた。