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【禁恋・裏】 My♥Father!! ‐北山宏光‐

第2章 My♥Father!!


__施設


『ぇっと......失礼、します......』



『......おお宏光じゃないか!よく来てくれたな!』



『施設長......お久しぶりです(微笑)』



軽く会釈をする。



施設長は前と変わらない様子で俺を迎え入れてくれた。



『あれきり施設に来なかったから、ちょっと心配していたんだよ(笑)』



『すいません(苦笑)
仕事がなかなか忙しいもんで......』



『そうか(微笑)
仕事の方は充実s..『あ!北山じゃねぇか!
お前仕事サボってきたのか(笑)』...これ太輔(苦笑)』



半年ぶりに見た太輔は部屋の窓から顔を出していた。



『よぉ久しぶり!ってかお前じゃあるまいしサボらねぇから(笑)
その前に仕事は学校と違ってサボれないの!』



『ふぅん......』



『こら太輔!窓から顔を出すな......
お前がもう最年長なんだから、他の小さい子が真似するだろ(苦笑)』



『別にいいじゃないっすかこれくらい!』



『藤ヶ谷は相変わらずだな(笑)特に子供らに変わりはないのか?』



『みんな変わらず元気!変わったて強いて言えば......新入りの子が来たよ!
可愛い女の子♪』



『女の子......?』



『あぁ、宏光が出て行って1週間後に来た7歳の子だ。
最近やっと施設に馴染めるようになってな(苦笑)』



『......虐待ですか?』



『......あぁ。』



苦い表情で答える施設長。



『やっぱり.......』



俺も同じだったから、なんとなくわかった。



両親から虐待を受け保護を受けてこの施設に来た俺。



でも当時の俺は人間不信になっていって誰と話すにも恐怖心でまともに話せなかった。



だから施設にも最初はなかなか馴染めなかった。



その女の子もきっと昔の俺と同じ。



『両親から受けていたんですか?』



『主に父親からだ......母親は百合を置いて家を出ていった。
その母親もまた、夫から虐待を受けていた......
それでまだ小さい百合をおいて出て行ってしまったんだ。』



『っそう、なんですか......』



『ほんっと最低な親だよなぁ!
母親なんて一人娘おいて蒸発だぜ?父親は母親より最低だし......』
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