第1章 こんにちは、新しき世界
今日俺は初めて戦国BASARAのゲームを買った。
今まで知らなかったわけじゃなく、ゲーム機本体がなかったのだ。
だからアニメ、漫画、小説を漁ることしかできなかったが友達から要らなくなったと渡されたこのP○2さえあれば…!初期から3つ4つくらいはできるだろ!
袋を大切に握り締めて家までの道程をるんるん気分で歩いていく。
横断歩道を渡って………え?
ん?
ここは、どこですか?
俺は横断歩道を渡っていた。だが、一瞬何かが光って眩しいと感じたと思えば次は真っ暗なところにいる。
なにが起こった!?しかも足がつかないからなんだかふわふわするし!
ずっと真っ暗なので次第に不安になりそうなものだが、すごく暖かくて優しい“何か”に包まれているおかげで普通で居られる。
それに、手にしていたはずの袋がないのを焦ってたけどずっとここに居るわけにもいかない…
何か出る方法を探さないと…。
そう思い、俺がその“何か”を軽く叩いてみると何処か遠くで「痛っ」という声が聞こえた気がしたが、気の所為だろうと軽く流してふわふわと浮いている足がつくところを探して下へ下へとおりて行く。
何度か狭くてキツイ空間を通ると、眩しいくらいの光が見えた。
久々の光だと喜ぶのと同時に目が慣れなくて目を開けて居られなかった。
「おんぎゃあっ!おんぎゃぁっっ!」
自然と自分から出た赤ん坊のような泣き声に驚いたのも束の間、次は抱き上げたのであろう女が「おめでとうございます。立派な男の子でございます!」というではないか。
もうこの際眩しいのは我慢してゆっくり目を開いた。
見渡すと見知らぬ天井、見知らぬ女2人と小さい手。
あろうことかその小さい手は自分の思い通りに動き、何か言葉を発しようとすれば「あぅ」となさけない声になってしまう。
…夢か?
……夢なのか?
俺が赤ん坊になるとか、ありえねぇだろぉおおおおおお!!
男子高校生…しかも1年生がこんなのって!
なんの羞恥プレイだよ!?
しかも受験勉強して、努力が実って、大体生活が順応してきて、さぁ今から高校生活謳歌してやる!って頃だろ?!
意味がわからない!!これから俺、どうなんのぉおおおおお!?