Symphony of Love【イケメン王宮/裏夢】R18
第1章 First Experience/ジル
チュッ…、ちゅ…。
『んっ、……ん』
ジルの手が私の顔を包み、彼の端正な顔が徐々に近づき私は瞳を閉じる。柔らかな唇の感触を感じて、キスをされたのだと実感した。
「プリンセス、口を…開けて下さい」
瞳を少し開けると、熱がこもった彼の瞳と視線がぶつかり、ドクン!と心臓が跳ねる。言われるがままに唇を開けると、顎をクイッと持たれて足りないとばかりに唇を割られた瞬間、私の口の中にジルの舌が侵入してきた。
『ンッッ!!…ぁっ、はぁ』
訳も解らないまま舌を絡められれば、息苦しいのと気持ちがいいのと混ざって、喉から声が出る。舌を絡める行為に、頭の中がボーッとして翻弄される。
『ん、……はぁ、あっ』
顎を伝って溢れた唾液を親指で拭って、ジルは唇を離した。
「これは、ほどいてしまいましょう」
『!…待って、私…』
シュルっと解かれたバスローブのリボン。
パラッと乱されて、ジルの瞳にはベビードールの私の姿が写る。恥ずかしさに、私は胸を隠して腰を捻って足で隠した。
「そんな事されたら、逆に襲いたくなるものですよ…?」
『ひぁっ!…っ、んぁ』
やんわりと隠していた手をどかされて頭上でまとめあげられる。私の上に馬乗りになったジルは口を使い、黒の手袋を外した。透けているベビードールの上から、感触を楽しむように乳房に触れた。
「こんなに立たせて、キスは気持ちよかったですか?」
『あぅっ…あっ、あぁ…』
乳首をキュッと摘ままれて、今まで自分でも聞いた事のない甘い声がもれた。クリクリと弄くられて、体の奥がジンッと熱を持つ。
恥ずかしいのに、もっと、もっと触って欲しい。