第2章 今日から住み込みアルバイト★
「そ、そんな!誰目当てとかじゃありません!就職先決まってなくて途方に暮れていたところを西島さんに助けていただいたんです!!
何よりAAAのこと、自体それまで知らなかったんですから!!!!」
抗議する。だって、本当に知らなかったんだもの!!
すると、彼はポカーンとしていた。
「‥君面白いことを言うねぇ。そんな言い訳してくるのは君が初めてだよ」
追い詰められて日高さんの右手は私の頬の横の壁についている。所謂壁ドン。しかし全然萌えない。
だって、目がマジだ。本当に怖いこの人。
怖すぎて下をむきながら、耐えているとパッと手を離した。
とりあえず一安心。
「まあ決まったことはしょうがないけど、俺の楽曲作りの邪魔だけは絶対にしないでね。あとメンバーに手とか出さないでね」
彼の猫みたいな目を釣り上げニコッと作り笑いすると彼はまた明日と言い出て行ってしまった。
パタン