第1章 出逢い
「AAAはだいたい春から全国ツアーがスタートするからピリピリしだすと思うんだよね~だからその前に君には仲良くなってサポートをしてほしいんだ。もうみんないい大人だからそこまで表に出すようなことはないと思うけど…メンタルケアは大切だからね」
へ~。そーいや私AAAさんの曲はおろかメンバーも知らないんだけど大丈夫かな?
「なるほど。わかりました。それと…私AAAさんのこと何にも知らないですけど、大丈夫なんですかね?」
「まぁそれはおいおい覚えていってくれればいいよ。簡単なプロフィールは書類に挟んであるから見ておいて」
「はい。」
「そうしたら、今日はとりあえずここまでにしようか。あ、あと一緒に住むってことはくれぐれも内密にね。ファンの人たちにもメンバーが時期がきてから告げるって言ってるからさ」
「わかりました!本当にありがとうございます。これから宜しくお願い致します」
それから本社の方たちに挨拶をして帰る。
会社の出入口を出るときこちらに入ってこようとしていた男性がドアを開けて待ってくれていた。