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Dye D? 3

第22章 喪失  1








長い沈黙の後に

大倉は何かを覚悟するかのように

口を開いた





大倉「・・・・今は日が昇っているから」





それは悔しそうな声だった

ミナは思い出していた

この人たちが吸血鬼だって事を

太陽に弱いと






ミナ「・・・・そっか」




ミナは自分が

悪い事をしたかのように俯いた




すると静かに大倉は力強く言った





大倉「雪は、こんな事で負ける妻ではないし

俺には仲間もいるから」




その言葉を言うと

大倉は決意したかのように

足を動かし始めた




ミナはこの言葉で

彼らの繋がりの強さを感じていた



自分から遠ざかって行く

大倉に追いつくように

ミナは足早に追いかけたのだ

























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