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Dye D? 3

第57章 絵











丸山はこの真実を知り呟いた



丸山「雪はここに捉えられてたんだね」



丸山の絵に手を触れさせた

すると安田が怒りを露わにして

突然に壁を殴ったのだ




安田「俺、絶対に許せんわ・・・」



そう言うと辛そうに俯いた


そんな安田を見ながら



丸山「そうだよね・・・

早く子供たちとママを一緒にさせないと」



そう声かけた

すると安田は丸山に寂しそうな表情で



安田「なぁ、どうしたら

絵から出せるん?」



その言葉に丸山も寂しそうに頷いた



丸山「たぶん、敵を倒したらだと思う・・・」



安田「そうなんや・・・」



丸山「うん・・・向こうがした事を

こちらが破るってかなり難しいんだ・・・」



丸山のその言葉に

安田は更に壁を殴った



その様子を見て

丸山は辛そうに言った




丸山「ヤス・・・・

落ちついて・・・・」



丸山は優しく安田の肩を抱いた



安田「おん・・・・」



安田は必死で自分も気持ちを

抑えようとした



そして二人でもう一度絵を見つめた


丸山は静かに言った


丸山「一度、横山くんの所に戻ろう?」


その言葉に安田が頷く


安田「おん、そやな・・・」


辛そうに微笑んだ安田の顔を見て


丸山「彼なら、何かを教えてくれるかもね」



そう励ましたのだ

丸山の励ましに安田は照れ臭そうに



安田「おん、早く反撃したいわ」



その言葉に丸山は言った



丸山「もしかしたら

もう始まってるかもね」



その言葉に安田は驚いた表情を見せた

そんな安田に丸山は笑いながら



丸山「横山くんの中ではね・・・・」



安田も笑いながら答えた



安田「ほんま、そうかもな」



そう言うと足を動かし始め

部屋を出ようとした

その安田の動きに合わせて

丸山も食堂を出る事にした





仲間と一緒に敵に反撃するように

心の底に怒りを抑えて

仲間の元に戻って行ったのだ





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