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Dye D? 3

第44章 悪戯






丸山が話を変えようと



丸山「そう言えば

やはり

直ぐにもう一人に会いたがってたよ」




その言葉に大倉が反応した



大倉「俺らの方も・・・

気にしていたし

もしかしたら・・・・」


大倉は村上を見ながら言葉を続けた



大倉「あの時

もう一人の所に行こうとしたのかも・・・」


その言葉に村上が大きく頷いた


その二人を見つめて

丸山が言った


丸山「二人は求めあってるんだね

本当はさ・・・・」



その言葉に大倉は頷いた




村上「でも

こっちは記憶がドンドン消えてるみたいやで」



その言葉に丸山は驚いた



丸山「消え続けてるの?」



その質問に大倉が答えた



大倉「最初は覚えていたんだけど

一瞬で消えて・・・・」



大倉は辛そうに顔を俯けた

その姿を見た村上が後を続けた


村上「最後には

自分が何をしたいかも

わからんって言ってたで」




その話に丸山が寂しそうな表情になった



丸山「・・・・そっか」



すると村上が丸山に聞いた



村上「なぁ・・・・

いつまで二人を会わさんの?」



丸山は静かに告げた



丸山「彼女の闇が消えるまでかな・・・・」



村上が考えながら言う



村上「それって

もう一人が原因て事なんか?」



すると目を瞑っていた渋谷が突然

参加したのだ




渋谷「それは分からんが

会わすのは得策ちゃうとやろ?」




その言葉に大倉が心配そうに言った



大倉「二人を会わさないと

どうなるんだろ?」




すると渋谷が笑いながら言った



渋谷「分からん・・・・

俺らは策を練るのは得意ちゃうからな」



その言葉に誰もが黙ったのだ




丸山「・・・・こんな時に

横山くんがいたら・・・」



丸山が弱音を吐いてしまった


それを聞いた村上が励ますように

丸山の背中を抱きしめながら




村上「向こうも頑張ってるし

こっちも頑張ろうやな?」



丸山はゆっくりと頷いた


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