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Dye D? 3

第28章 喪失  7







安田と錦戸はその言葉に驚いたように



安田「嫉妬って何やねん?」




安田は雪に聞いてみたが

雪は立ち上がると

扉の所にゆっくりと歩き出したのだ



安田「雪、何すんねん!!!!!!!!」




安田は驚いた

雪の突然の行動に動けずにいると



雪はガチャガチャと動いてる取っ手に

手を掛けると大きくため息をついた





錦戸「雪、やめろ!!!!!!!」



錦戸の叫び声と同時に

雪は扉を勢いよく開けた




錦戸と安田は止めようと立ち上がって

手を出した姿勢のまま

雪の行動を見守った



雪の前に黒いフードが静かに

俯いたまま立っていた



「・・・・・・・」



何も言わずに動かずに

不気味に雪の前に立ち続けていたのだ



雪の方も静かにフードを見つめ続けていたが




雪「絶対に渡さないから・・・」



そうフードに向かって告げると

目の前の者がぶっているフードを

さっと取ったのだった





安田と錦戸は驚いた

そのフードの下にいたのは




冷たい目線のゲストだったのだ




錦戸「!!!!!!!!!!!!!」




目の前のゲストは

正体を知られると

目線を一ミリも動かさずに

静かに霧のように消えていったのだ





安田「!!!!!!!!!!!!!!」




二人は扉の所で立ち尽くしている

雪の背中を見ながら

起こっている状況を判断できないで

声すら出ずに

その場に二人も立ち尽くしていたのだった



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