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Dye D? 3

第28章 喪失  7





あのゲストは死神に追いかけられている


あのゲストには大きな秘密があるからか?





そんなゲストが偶然にこの屋敷に来た?


そんな偶然はあるのか?




ゲストに選ばれた?

誰に?


まだ、一か月も経ってない・・・・

誰がゲストをこの屋敷に呼んだのか?





錦戸は頭をかいた


自分には横山のように

考えるのは苦手だった



頭をかきながら

苦しそうに考え込む錦戸を見て

安田は心配になり




安田「・・・亮ちゃん?」




錦戸は安田の声に静かに振り返り笑った



錦戸「大丈夫や

ちょっと考えすぎただけやから」





そう言うと二人のいる

ソファーの所に戻ってきた




雪は何かを思い出すように言った





雪「生と死はいつも隣り合わせだと

人間の時に教えられた事があるの・・・・」






その言葉に二人は反応するように

雪の顔を見た


雪はそれが二人の返事かのように

二人に説明するように話を続けた




雪「人間の世界の病院を例に上げると

子供が生まれる場所だけど

それと同時に亡くなっていく場所でもあるの」



二人は物語のように

雪の話に聞き入っていた




雪「だから、いつもこの世界は

生と死が隣り合わせにある・・・

だから死を悲しんではいけないと

死があるから生があると教えられたの・・・」



雪の言葉を聞いて

錦戸は何かを思いついたように

立ち上がった




錦戸「もしかしたら

その生と死が隣り合わせになったから

敵が動き出したんかもやで!」




錦戸の言葉に安田は驚いた




安田「亮ちゃん意味がわからんよ」



錦戸は安田を見つめながら言った


錦戸「雪のガキは生

今回のゲストの一人は死」





その言葉に安田と雪の顔色が変わった


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