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Dye D? 3

第28章 喪失  7






その言葉を聞いた錦戸は考えた



錦戸「見つけたって・・・・

ターゲットはやっぱり雪なんか?」



錦戸は自分の牙を触りながら考えていると



安田「それは、ちゃうやろ?」



安田が力強く言った

その言葉に錦戸は安田を見つめた



安田「やって、雪やったら

何で連れて来られたか理由が分からんやろ?」


そう言いながら雪を見つめた



錦戸「何でかって?

敵の狙いがか?」



錦戸には安田の言った言葉に

付け加えると安田は頷いた





安田「おん、赤ん坊が狙いやったら

雪やろけど

何か、赤ん坊ちゃうみたいやしさ」




その言葉に錦戸と雪は静かに頷いた



安田「横ちょやマルの話やったら

相手は死を狙ってるんやろ?

それって殺したいヤツやろ?」





その言葉に錦戸の瞳が深紅に変わった



錦戸「そうやな・・・」




安田「俺は・・・・

それは・・・・

その時に雪の一番近くに居った

ヤツやと思うで・・・」




安田は言いづらそうに言うと

雪の顔色が変わったのだ




雪「・・・・・まさか」




錦戸「雪は間違ってここに来たって事か・・・」





錦戸はそう言うと

静かに立ち上がった

その姿を安田と雪は座ったまま

黙って見つめていた






錦戸は左右反対のマリアの絵の元に来て

見つめていた



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