第26章 喪失 5
その言葉に横山は自分の唇を触りながら
考えながら言った
横山「それは入口を見付けんとな・・・」
その返事に村上は興味が生まれたのか
村上「入口か・・・
検討はあるんか?」
村上は横山に追いつくと
隣を歩きながら聞いた
横山「・・・・検討ねぇ、
俺の考えが正しかったら
敵が呼ばな無理かもなぁ・・・」
その言葉で村上の足が止まった
それに驚いて横山の足も自然に止まった
村上「亮やヤスは
敵が呼んだって事か・・・」
村上は不安な顔色を見せた
横山「俺の読みやったらやで?」
村上「そうなんか・・・・」
横山「雛ぁ?」
村上の様子がおかしい事に気が付き
横山が心配するように声をかけた
村上「・・・・次は誰が呼ばれるんやろなぁ?」
独り言のように言った
その言葉に横山は考え始めた
連れて行かれたのは
雪
亮
ヤス
横山「・・・・・・・」
考え込んでいる横山に
今度は村上が不思議に思った?