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Dye D? 3

第26章 喪失  5


村上「横、どないしたん?」




自分に聞いてきた村上に横山は



横山「なぁ、雛

連れてかれた三人に共通してるんは?」



突然の質問に村上は驚いた




村上「えっ、何やねん突然に?」




村上の返事をよそに

横山は考えながらブツブツと独り言のように

言い続けていた



横山「亮・ヤス・雪

三人の共通が鍵かもな・・・」




横山の言葉に村上は思いついた事を言った




村上「雪は関係ないけど

ヤスと亮なら思い当たる事があるやけど」





その言葉に横山の目つきが変わった

それは話せと言う合図だ

だから村上は話を続けた




村上「ヤスと亮は覚えてるやろ

ゲストの食べ方を見て笑ってた

他の奴は誰もそんな事をしてへん」




その言葉に横山は頷いた



村上「でも、雪は・・・・

俺が知る限りは

ゲストと仲良くしてた・・・」






村上は雪を思って悲しそうに言った




横山「なるほどな・・・」




横山は何かを思いついたかのように

妖艶な微笑みを浮かべたのだ




村上「なんか、分かったんか?」



村上はその笑顔に答えがあるのかと思い

横山に尋ねると








村上の不安そうな言葉に

横山は静かに答えた




横山「ヒントは見えたかもな

それを今から調べるで

ええな!」




そう言うと再び歩き出したのだ


村上も、その言葉を聞いて

力強く歩き始めたのだった



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