第24章 月
あれからリエーフ君に担がれ音駒の皆に何故か見せびらかせられました
うん、凄くその、皆褒めてくれて照れました、ほんと、嬉しかったな
勿論、猫又監督にも褒めてもらったのだよ、どやあ
荷物を置いて、あっという間に体育館なうです
「よし、今回はガンガンメンバーの場合変えていくからそのつもりでな」
「「「ハイ!!!!」」」
それにしても、外も暑かったけど体育館も暑いなあ
「っしゃあ!!!!!目指せNOペナルティ!!!!」
烏野高校 vs 梟谷学園
「赤葦、ももこどこに、って、ああ!!!!」
「まさか,気付いてなかったんですか?ずっと居ましたよ」
「え!???あれか!?えっ!?ももこなのか!?おーい!!!!」
ネット越しからぴょんぴょんと跳ねたり手を振ったりしてくる
え?まって、ずっと気付かれてなかったの??えっ???あ、もしかして、こーたろの中の私は、車椅子=私、みたいになってたよね、きっと、え?絶対そうだよね???
顔を逸らしては、仁花ちゃんと話す
「がーーーん、今俺無視られたよね!!????ねえ、赤葦!!」
「ももこさん、あの、その、良いんでしょうか??」
ネットを見たり私を見たりと仁花ちゃんが慌てているも
『あ、あは、うん、きっと大丈夫だよ』
ちら見するとけーじ(赤葦)が悲惨なことになっていた、ごごめんね
けーじから何かを訴えかけるような視線があびせられるも慌てて逸らす
よし、こーたろ(木兎)が不調な今がチャンスだねっ、はーと
すると、私の表情を見ては仁花ちゃんから「ひえっ」と可愛い声が聞こえた気がした
えっ????聞こえた気がした、だから、きっと気の所為だね!!!!!