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【デュラララ!】わたしはどこの子

第2章 家族



「臨也、今日晩飯なに?」

私たちが自己紹介がてらの話を終えたとき、新宿は既に夜を迎えようとしていた
外もだいぶ暗くなってきた。

「んー、決めてないし、買い出し行くのも忘れてたなぁ」

そう言いながらキッチンの冷蔵庫を確認し、部屋の照明を付ける臨也

「じゃあ買い出し、一緒に行ってやるよ。」
「な。」と言いながら私の頭を撫でてくれるシズちゃん

ドキドキしてしまう…

「は晩御飯なにがいい?」
ソファに座っている私の前にしゃがんで目線を合わしてくれる臨也…

私は自分がいつ食べ物を口にしたのかも覚えていない
正直に言うと、この上ない空腹…

臨也も私が知ってる性格とは全然違って優しそうだし、遠慮しなくても大丈夫かな…



「えっとね…カレーたべたい!」

私がそう言うと、2人は顔を見合わせた

「シズちゃん、出番だね」
「おう、カレーは俺に任せとけ」

2人がすごく幸せそうに笑ってる…
私の知ってる2人じゃないけど、私もすごく幸せ。

「なあ、せっかくだし池袋まで行かね?」
「いいけど…なんで?」

シズちゃんが私の手を握って立ち上がる

かと思えば…
抱っこ…!?

うううううううううああああああああああああああ!!!

慣れなくてバランスを崩しそうになって、咄嗟に顔面に抱きつく

「こいつ、自慢しようぜ」

「シズちゃん、すっかりパパみたいになってる」と臨也が笑うのがきこえた

池袋か…

2人が子供を連れて歩いてたら、みんなはどういう反応をするのかな
というより、私が知ってる人はこの世界に実在するのかな
非現実、非日常を目の当たりにすることになるのかな…

なんだかワクワクする



…あ!!!


狩沢さん!!
狩沢さんに会いたい!!!

私を見て、なんていうのかな

ああ、本当に女子高生のままこっちの世界に来たかった…

狩沢さんと、堂々とシズイザ、イザシズについて語りたかった…


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