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【HQ】バンパネラカンタービレ【R18】

第47章 永遠に美しく。


「国見くんは私と…初めてシタ時、私の破瓜の血が飲みたい、と云いましたね」
「う、うん」
「私も今そんな気持ちです。あなたの血を吸いたい。吸われるのは初めてですよね?」
「うん」
国見の答えに胴に回った腕が強くなる。

「国見くん、飲ませてください。私の血もあげますから」
「うん」
彼女に腕を差し出す。
彼女も腕を差し出す。

「美味しそう…」
服をまくり、彼女がかぷっと腕に噛み付く。
国見も久しぶりに彼女の腕に歯を立てる。

牙は皮膚を突き破り中に流れる甘露を吸い上げた。
その感触が快感となって二人の体に伝い落ちる。
それが更に吸血を増長させた。

フッ、と息を吐き彼女が口を離して傷口を舐めた。
「美味しい」
つむぎはトロンとした目をして唇を舌で舐める。
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