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【HQ】バンパネラカンタービレ【R18】

第41章 sky date.


「とにかく、大丈夫です」
女の子の気持ちなんか秋の空だ。
ほっておけばいつか離れる。

「なら、良い」
京谷先輩は云ってずるずる体を下げる。
寝るらしい。

「あ、京谷先輩、どうぞ!」
私も体育座りしていた足を下げて横座りに。
「うぁん?」
「膝、どうぞ。頭痛くなりますよ?」
ポンポンと膝をたたく。

「ん」
短く答えて京谷先輩は私の足に…、
「ひゃあっ!」
乗るかと思ったらスカートをめくられた。
勿論私のスカートの中はばっちり見えただろう!

「ちょっ、だ、だめ!」
スカートを押さえる。
「だめなんか」
眠そうな甘ったるい声で京谷先輩。

「だ、だめですよ!」
「なしなん」
「『なしなん』…じゃないですよ!だ、だめです!」
「だからなしなん」
「は、はずかしいし!」
云うと京谷先輩の手は離れ、頭が膝に乗ってくる。

すぐにやすらかな寝息が聞こえて何だか感情の行き場がない。
だめなんだし!
は、恥ずかしいし!

スカートの中どころじゃない場所だって散々見られてるけど恥ずかしいものは恥ずかしい!

ていうか京谷先輩はこういう事しないと思ってた!
ていうか絶対私に興味なんか無いし、いっつも全然血だって飲んでくれない。
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