第41章 sky date.
「だめなのは私ですから…」
私がいけないんだ。
みなさんが大好きで、みなさんと一緒にいるから。
だから嫌われるのは当たり前だ。
実際ねたまれていやがらせをされるのは初めてじゃない。
理由なんか無いに等しい。
ただムカつくから、気に入らないから。
私が嫌いだから。
でも私はそれでも好きな人達と離れたくないから、云いたい人には云わせている。
それで間違ってない。
「おめぇは悪くないだろ…」
視線を伏せる私に京谷先輩が語気をやわらかくしながら云う。
「私が全員と仲良くとか無理をしてるから」
「いや…べたべたしてきてんのは奴等だろ」
京谷先輩が優しいことを云ってくれる。
「違います!」
「違わねぇ」
「違いますから」
「違わねぇだろ!」
又見合う。
京谷先輩が又私を睨む。
私達は睨み合い…しばらく見つめ合っていたが、不意に
「あ、あはっ」
「…」
私はあまりの顔に笑ってしまったし、京谷先輩もなんだかばつの悪そうな顔で目をそらした。