第40章 あなたとワルツを。
一週間位前にはまだ話していた気がする。
週末にはお互い部活で一緒に学校に来たし。
何で?
ナンテ、…愚問か。
私が原因だ一一。
週末学校に来た時に及川先輩と顔を合わせてしまい、抱き締められた。
及川先輩は多分会えるはずもない週末に私に会えて嬉しくて思わずやっちゃったんだろうけどぎゅっと足が地から離れそうな位に抱き締められ、キスまでされた。
普段ならすぐ避けるんだけど眠かったし疲れていたしされるがままになってしまい。
はた、と気が付いたのだ。
隣に岩泉、一先輩がいることに。
私も及川先輩も、岩泉先輩だっていちいちそれを掘り下げたりしなかった。
でも一一。
大体こういう時、私が嫌がり岩泉先輩が及川先輩をはったおして解放される。
が…、その時私に救いの手は差しのべられずされるがままだった。
私が悪い。
岩泉先輩の前で過度な接触は避けるべきだった。
その考えにいたったが時は既におすし!
岩泉先輩は何だか変な顔をして私達をおいていってしまったし、
及川先輩は私を構い倒した。