第39章 放課後 Date.
カラリ…
戸を閉める。
お腹もいっぱいになり体もほこほこだ。
「あの…ごちそうさまです」
頭を下げる。
「あー、いいっていいって、俺が誘ったんだし」
花巻先輩に云われてもう一度頭を下げる。
ラーメン美味しかった。
又食べたいな。
「よ、良かったら又ご一緒させてください!」
「じゃ次はつむぎのおごりね」
「はい!」
「じょうだんだから、じょーだんっ」
花巻先輩は笑いながら歩きだし、立ち止まる。
「家、こっちだよね?送る」
「ふぇ?!…はい」
花巻先輩が云うので急いで後を追う。
え、てか部屋きれいにしてあったかな?
ちらかしてはないケド、片付いてたかな?
私は花巻先輩にならびながら考える。
やっぱり花巻先輩は手を握ったりしてこないし肩を寄せあうわけでもなく、ただ歩調だけ合わせてくれた。