• テキストサイズ

【HQ】バンパネラカンタービレ【R18】

第39章 放課後 Date.


「木原って変だな」


「え?…そ、そですか?」
水を飲みながら云う。

「最初から何か違うな~って思ったケドねぇ」
ニヤニヤ思い出し笑いをしながら花巻先輩。

「そですかね?」
「いやだって大体は及川とかいるし、うちの部に呼ばれたら喜んだり先輩のお役に立てるって使命感持って来たりするよ?でも木原心底嫌って顔してたね!」
うぅ、それは否定できない…。

だって実際、バンパネラって存在を知っているし、そういった人達は血が必要だって知識もある。
だから普通は使命感とかあるかもしれないけど、そんなの無かったな。

まさか私が声をかけられるなんて思っていなかったし…。
運動部に所属するバンパネラに血を与えたがるような子が選ばれると思っていたし。

私は園芸部のまあ、比較的陰キャ寄りの人間だしねぇ。
友達いないわけでも、いじめられてるわけでもないけど。

もっと、『あー、及川先輩かっこいー!あんな人になら血を吸われてみたいー』とか云う人はたくさんいるんだしね!
/ 563ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp