第3章 花嫁のお仕事!
「木原ちゃん、それ、口押さえてないよりエロいから」
気が付けば及川先輩が背後にいた。
「及川、矢巾止めるんじゃないんか」
岩泉先輩が云うが及川先輩はからからと笑う。
「岩ちゃんがいるからいいでしょ!」
云って背後からまわってきた手がリボンタイを外しブラウスの襟元をとく。
はぁー…と岩泉先輩がため息をつく。
「木原ちゃん、俺も吸うよ」
ハァと熱い息が首筋にかかる。
ちょ、待って?!
今はダメです!
云うより早く肩をつかまれて首に硬いものが突き立てられた。
「ぃっあぁっ」
思わず手が離れてしまう。
「声エロ…」
熱のこもった声で云われ、牙が一旦抜かれペロペロと首をなめられる。
やだやだやだ。
セクハラですっ?!
唇で傷口を吸われ鈍く痛い。
「どうしたの?痛い?」
かぷっと甘ガミされる。
カシカシ何度か噛まれて、再び牙が侵入してきた。
「ぴゃあっ」
口を押さえようとした手は逆につかまれてしまう。
「あん、ん、んン、ひっ、あっ」
変な、声、出ちゃう。