愛玩人形になるまで【DIABOLIK LOVERS】完結
第4章 そして愛玩人形へ
(吸血シーンあり)
その頃、キャンディとカナトはカナトの部屋にいた。
カナトはキャンディを優しくベッドへと倒した後、自分も覆い被さるようにベッドに上がる。
「キャンディ……僕の愛玩人形になってください。そうすれば、今よりもずっと愛してあげます。テディと同じくらいに、ね?」
『カナトのお人形になってもいいの?愛してくれるの?』
カナトがこんなにも近くにいる……。
お人形になってもっと愛してくれるなら、わたしは何にでもなれるよ。
『なりたい……カナトの、カナトだけのお人形になりたい』
嬉しくて涙が溢れる。
「そう言ってくれると信じてました。愛してあげます、永遠に。例えキャンディが死んでも僕は手放してなんてあげません。この血、一滴ですら僕のものなんですから」
「んっ……ちゅ……」
『っ……あっ、カナト……』
美味しそうに血を吸うカナトの名前を呼ぶ。
痛みと快感で意識が朦朧とする。
「ん、はぁ……なんですか?」
わたしの血で染まったカナトはとても綺麗。
名前を呼べば吸血を止めてこちらを見てくれる。
『だいすきっ……んっ……』
気持ちを伝えると、優しくキスしてくれた。
ファーストキスは鉄の味がしたけれど、わたしにとっては甘く感じた。
「僕も大好きですよ、愛しています
僕のキャンディ(愛玩人形)ーーーーーー」
end
あとがき
あっという間に完結しました!
長編よりも短編の方が書きやすいなと感じる今日この頃←
一応ハッピーエンドのつもりなのですが、皆さんはどう感じたのでしょうか……?
人それぞれ愛し方があるのでどれが正しいとかはないと思いますが、私的にはその人たちが幸せに感じるのであればそれで良いと思うのです。
そして、実は新たに小説書こうかなと非公開にしてる作品があるのですが、未だに迷ってます。
進撃の巨人の更新もしないといけないので……。
この作品についての感想などありましたら、いろいろと励みになりますのでよろしければお願いします!
では、最後まで読んでくださりありがとうございました!
2015-09-13