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赤と白のその先は
第1章 運命の人になれない運命の人
「御子柴さん!」
「えっ、あ、はい?」
なんだろ
話すの苦手なんだけど……
「あのね、私、友達と遊ぶ約束があるんだよね
だからさ、この日誌、やって出しててくんない?」
「え?」
「ほら、はやくなれた方がいじゃん?」
「でも……私ここきたばっかだし書くことない…」
「なんでもいいからさ!」
それで怒られたらどうするのよ
あなたが怒られるのに
「じゃあよろしくね!」
「ちょ!」
いっちゃった
「はぁ……」
「………」
「ヒデ…?」
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