• テキストサイズ

青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第22章 ずっと… feat.赤司




名簿作成も終わり、一緒に校舎を出た俺たちの会話は部活動について。


「バスケ部はどうかな。俺も入部するし」


何部に入ろうか悩んでいた華澄を俺はバスケ部に誘った。

クラスだけでなく、もっと華澄と一緒にいたい…今思えば無意識にそう感じていたのだろう。


「バスケ部って…えっ?!ここ凄い強豪校でしょ?!む、無理よ」


華澄は拒否するかのように、顔の前で両手をブンブンと振った。


「大丈夫だよ。華澄ならできる。わからないことがあれば俺が教えるよ」

「えぇ、できないわよ…」

「できる」


何を根拠にそんなことが言えるだろうか。

だが、華澄ならきっと優れたマネージャーになれる。

そう直感で思ったんだ。


「…やってみよう、かしら」

「よし、早速見学へ行こう」

「え、ちょっと、征十郎!」


少し慌てて、だが、見とれるほど綺麗な笑みを浮かべる華澄。

俺は華澄の手を引いて歩き出した。

/ 422ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp