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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第15章 洛山のマネージャー




私はレオ姉に手を引かれ、会場を後にした。


「レオ姉…迷惑をかけて、本当にごめんなさい」


宿泊先までの道すがら、私は数歩前を歩くレオ姉に呟いた。

私の言葉に、レオ姉は振り返り、微笑みかける。


「迷惑だなんて思ってないわ。アタシたちには華澄ちゃんが必要なのよ。それに…もっと華澄ちゃんと一緒にいたいの」


さあ、行きましょう?なんて言いながらレオ姉は、私の歩幅に合わせて並んで歩いてくれた。





宿泊先に到着すると、コタちゃんと永ちゃんが待っていてくれた。

二人もレオ姉同様に心配してくれていたらしく、とても心が痛んだ。


「征ちゃん、入るわよ?」


レオ姉が征十郎の泊まっている部屋のドアをノックする。

開かれたドアの先に立っていたのは征十郎と同室の黛さん。

征十郎は部屋の奥で本を読んでいた。


「入れ」


黛さんに促され、レオ姉、コタちゃん、永ちゃんに続き、私も中へ入った。

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