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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第15章 洛山のマネージャー




聞きなれた声に、私は顔をあげた。


「レオ姉…」


そこに立っていたのは、レオ姉。

レオ姉は私の姿を確認すると、こちらへ歩み寄りながらいつものように優しく微笑みかける。


「さあ、帰りましょう?きちんと謝れば、征ちゃんだって許してくれるわ」

「無理ですよ…もう私は…」

「大丈夫よ。小太郎と永吉も心配しているわ。アタシたちも付いて行くから」


イスに腰掛ける私の目の前にしゃがみ込んで、レオ姉は「ね?」と私を見つめる。


「オイ、待てよ。何でこいつが謝んねーといけねーんだよ」


私たちの会話を聞いていた火神は、レオ姉を睨みながら問いかける。

レオ姉は火神を睨み返しながら答えた。


「部外者は黙っててもらえるかしら。確かに今回、華澄ちゃんは悪くないわ。でも、あの征ちゃんを納得させるにはこうするしかないのよ」

「彼の言う通りです。…藍川さん、今日のところはひとまず帰って赤司君と話すべきです。何かあれば、いつでも相談に乗りますから」

「テツ君…」


テツ君にも言われてしまい、私は頷いた。

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