第2章 転入
「すげぇな、その人」
「だから、僕もあの人みたいに強くなりたいんだ!」
ミクルの瞳が、より一層輝いた。
その瞳はまるで、エメラルド。
アラタはミクルの瞳に釘付けになった。
(キレーな瞳だな……)
その時、汽笛が鳴った。
「あ、アラタ!!神威島が見えたよ!!」
「本当だ!!」
ミクルとアラタは船を降りた。
「遂に来たぞ、神威島!!此処が最高のLBXプレイヤーが集まる場所か!!」
「早く、皆とLBXバトルしたい!!」
ミクルとアラタは進んでいく内に、神威商店街というものを見つけた。
「何だ、この島?」
「神威……商店街?」
店がとても古く、レトロな感じだ。昭和時代にタイムスリップした感じを味わえる。
「1960年代の町並みを再現しているんだ」
アラタの隣から、低い声がした。声の主は金髪の髪に碧眼をした男の子、否、男の娘だ。
タブレットを持っている。
「あの~、君は?」
すると、ミクルは目を見開きして
「星原ヒカル……!?」
「え、知ってるの?」
「一昨年の優勝プレイヤーだよ!!」
「ええっ!?」
ヒカルと呼ばれた少年は少し微笑んでこう言った。
「久しぶりだね、ミクル」
* * *
やっとヒカル登場です!!2ページでは、次に登場させる、と予告しといたのに、男主の過去の都合により、登場出来ませんでしたorz
すみません。