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LBXは戦争

第2章 転入


アラタとLBXの話で花が咲いた。カスタマイズ、バトルの戦略、Lマガのこと等、色々と話し合った。しかも、ミクルと同い年なのだ。

(アラタと同じクラスがいいな……)

ミクルはそう思った。

「ところでさ、ミクルはどうして神威統合学園に転校しようと思ったの?なんか、夢とかあるのか?」
「アラタはあるの?」
「俺は、プロになりたい!でも、父さんに反対されてさ……。『LBXは所詮遊びだ』って言うんだ。仕事はそんな甘くないって。だから俺、絶対にプロになって、父さんに認めさせたいんだ!!」

大人の意見はそうだ。 LBXは人殺しの玩具だの、ただのロボットだの、遊びに過ぎないだの、屁理屈を言う。
だが、LBXはそんな玩具ではない。世界中の人々に夢と希望を与える、素晴らしい玩具なのだ。

「ミクルは?」
「僕はね……」

ミクルは空を見上げる。青緑の髪がゆらゆら揺れる。

「僕はね、強くなりたいんだ」
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