第3章 ウォータイム
時計台に向かうと、扉が現れ其処から道が繋がるようになっている。
「わ!開いた!」
「ついてきなさい」
アラタ、ヒカル、そしてミクルは美都の後についていく。進んだ先のガラスの窓から何人かの人がコンピューターで何かしている。
「此処で一体何をやっているんですか?」
アラタたちはガラスの窓に手をつき、顔を近付かす。
美都は、無表情のままこう答えた。
「戦争よ」
「「「!?」」」
驚きを隠せずに目を見開きする。
「この学校が果たせねばならない必須事項、義務。それが、ウォータイムへの参加」
「……ウォータイム」
「この学校に入った生徒は、クラス別に無作為に選ばれた30のグループに分かれる。グループごとに敵対関係となりLBXバトルをするの」
「グループに分かれて戦うバトル。それが『ウォータイム』ということですね」
「何だか面白そうじゃん!」