第2章 渚の家
「おじゃましまーす!」
「そんな改まんなくても大丈夫だよ。
僕、一人暮らしだから」
「そうなんだ…。」
「あ、部屋行ってていいよ!二階の1番手前の
部屋だから!」
「わかったー!」
そういえば…初めて男の子の部屋来たな…
渚くん、綺麗好きなのかな?
凄く部屋が片付いてる…。
「あ、座っててよかったのに」
いつの間にか後ろにいた渚くんに
気付かなくて、きゃあ!っと言ってしまった。
「いや、大丈夫だよ」
「寛いで大丈夫だよ。誰も来ないし」
「ありがと。」
私は言われるがままにソファに寛いだ。